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背中ぬりっこ

 今日、通販で注文してあったこういうものが届いた。商品名は「背中ぬりっこ」。手が届かないところにも薬が塗れる、孫の手みたいなものだ。かゆみ止めの塗り薬を塗りたいのにひとりでは背中に手が届かない父のために買ったものである。
 しかし、届いてからよく説明を読むと、肩こりや筋肉痛の塗り薬を容器ごと固定するものなので、瓶やチューブから出した塗り薬には使えそうもない。しまった。無駄な買い物をしてしまったか。
 いや待てよ、肩こり薬の容器のフタを取り、そこにスポンジをはめて、クリーム状の塗り薬をつけてみたらどうだろう。もしかしたらうまくいくかもしれない。
 使い心地を確認してから書けばなおよかったのだろうが、そんなことしてると忘れそうなので、とりあえず書いておくことにした。うまく言ったら、かつ忘れなかったら、後日報告の予定。

 ついでに、こんなものも買ってみた。商品名は「しっぷ貼り ひとりでペッタンコ」。これも父のために。

 昭和一桁生まれの父は、最近めっきりジジクサクなって、見るのが辛い。元気な人だっただけに、よけい辛い。こういうグッズを見るとつい買ってあげたくなってしまうが、背もたれ付き風呂椅子や保冷剤入りヒンヤリ帽のときのように、「こういうの使ってみない?」と言うと、にべもなく「いらない」と断られることが多く、「なんだよ、ひとがせっかく親切に言ってあげたのにその言い方は」と腹が立つ。そこで腹を立てているようではまだ修業が足りない。反省。
 しかし、今回は珍しく「ほしい」と言ったので、親指立てて「やったね!」という気分。
 それにしても、インターネット通販はほんとうに便利だ。小さな新聞記事で見つけた便利グッズを、こうしてすぐに入手することができるのだから。親孝行の強い味方である。

背中ぬりっこを買ったお店「おまかせ便利クラブ」
http://www.smile-asahi.co.jp/omakasep0.htm
日刊デジクリの「■買い物の王子さま」を真似してみた。

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梅仕事の季節3

 今年は梅雨明けがやけに早かったが、シソを入れたのが遅めだったこともあり、週末にひっかけた土用干しはちょうど土用のころとなった。

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 土曜干し、日曜干しは、休日で夫の手もあったため、楽勝。カンカン照りではなかったが、まずまずだ。庭木の陰になったりして日向が移動するので、何度かザルを移動しなければならない。一日中陽射しの当たるところというのは、案外ないものだ。
 写真は、とりあえず並べた直後のもの。実際には、風通しがよくなるように少しザルを持ち上げる。

 土曜の夜は、家の中に取り込んだ後、ガンダムSEED鑑賞に忙しく梅酢に戻すのを忘れてしまった。
 塩漬けのときと同じく、土用干しに関してもいろんな節があり、どれを採用するところか迷う。日光に当てるのか、陰干しするのか、何日干すのか、何時から何時まで干すか、夜も干すのか、夜は梅酢に戻すか戻さないか、戻す場合は毎日戻すのか、初日だけ戻すのか、取り込むのは最終日の午前中か(夜干しした場合)、夕方か、夜か。さらには、あたたかいうちに梅酢に戻して保存するか、さっと梅酢にくぐらせて保存するか、冷ましてからまったく梅酢に戻さずに保存するか、etc…。初めてチャレンジした年にも、ゆうぽさんとあれこれ話したものだった。
「2002年夏 ゆうぽさんといっしょの初めての梅干しづくり覚え書き」
 あちこち読むと、せっかく日中に余分な水分を蒸発させたのに、毎日梅酢に戻すのでは、いつまでたっても水分は余分なままで、品質の良い梅干しにはならない、と断言しているのもあったりする。ただし、初日だけはいいそうだ。こういうのは、ほんとに根拠があるのかどうか、怪しい。梅干しに関してネットで公開されている情報は、2年前に比べると桁違いに多く、便利になったものだが、それは、さらに悩みの種が増えることでもあるので、情報が多い=よいことかどうかはわからない。
 わが家では、ゆうぽさんと同じく梅酢に戻すことを基本とした。理由は、お手本であるところのゆうぽさんの梅干しが美味しいから。ただ、今年は戻すときの梅酢の量を減らすつもりだ。梅酢に戻す方が塩分が梅酢に移りマイルドになるという説もあるようだが、去年たっぷりの梅酢に戻しておいたら、梅酢に戻るどころか、逆に梅酢の塩分を吸収してしまったようで、とんでもなくしょっぱくなってしまったので。

 月曜日は、朝は雨だったが、その後晴れてきたからと、家にいる夫が午前中のうちに干してくれた。その後は晴れたり曇ったりで、しかも3度も小雨が降ったそうだが、夫がつきっきりでめんどうみてくれたおかげで事なきを得た。その月曜日は日照時間が少なかったと思われるので、火曜日は職場に持ってきて駐車場に干しておいたところ、また夕方雨がパラついた。うっかりして気づかなかったのだが、裏のマンションに住む人がすぐに気づいて軒下に移動してくれたので、またしても事なきを得た。みなさんのご協力にただただ感謝である。おかげさまで、今年の梅仕事は無事終了した。
 夕立対策に花用のラッピングシートを軽くかぶせて干すというところもあったが、へそ天以外の場合はそういう予防策をとるのもよいかもしれないな。

 最後に、前回書いた「盆ザルくるりん作戦」(と命名)の結果報告。
 小さいザルはひとりで、大きいザルは夫と二人がかりでえいやっとやった。梅が飛び散ることもなく、なかなかのものだった。ただ、二つ欠点がある。ひっくり返すときに使うカラのザルを確保しておかなければならないこと。もうひとつは、まだ梅の裏面がよく乾いてないと、ひっくり返したザルに梅がへばりついてしまうことだ。それさえクリアできれば、かなり有効な作戦である。結果に大満足。

 ちょうど土用のころ、庭はカサブランカが満開になる。テッポウユリ、ヤマユリ、オニユリと来て、最後がカサブランカだ。
 夏本番。今日こそ忘れずに暑中見舞いを書こう。

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梅仕事の季節2

 土用である。土用といえば、ウナギがお約束である。丑の日にウナギを食べるのはなんか悔しいので、前日に冷凍の白焼きを食べたので、お約束は果たした。しかし、ウナギより、いっしょに食べた道志川の天然アユがあまりにおいしかったので、ウナギに感動はなかった。アユに負けたウナギ。相手が悪かったね。
 土用といえば、もうひとつのお約束は梅干しの土用干しだ。今年は去年より4キロ増えて、10キロの梅が塩漬けされている。赤シソ入れは、市販のもみシソを使った。フレッシュな赤シソを買ってきて、苦労してぎゅ〜ぎゅ〜っとやったときと出来上がりにどれだけ違いがあるかを確認するためだ。というのは大嘘で、単に手抜きをしただけです、はい。

 土用干しで一番たいへんなのは、炎天下で梅をひっくり返すことだ。「みんないい子だね」と声をかけながら梅を一粒一粒ひっくり返すのは本来ならば楽しいはずの作業であるが、灼熱の日差しで背中をジリジリ焼かれながらの作業は、楽しいよりも辛いがやや勝つ。しかも、途中でどこまでひっくり返したかわからなくなってしまうのだ。
 「梅仕事の季節」と題して書いたとき紹介した「梅の月向農園」のサイトに、こういうページがあった。
 ここに、「いちばん暑い7月下旬〜8月中旬には土用干しをしない」と書いてある。日差しがキツすぎてこんがり綺麗に干し上がらないからだそうだが、果たしてほんとうにそうなのだろうか。冗談の「暑くて仕事にならないから」というのが、どうも真相のような気もするのだが、まあそれはそれとして。
 去年は、8月に入ってやっと梅雨明けしたと思ったら、曇ったり雨だったりで、土用干しが終わるまで10日くらいかかってしまったが、今年は3日で終わってほしいものである。今週末に干す予定。

 今年は、梅をひっくり返す方法で試してみようと思ってることがある
 前記の月向農園のページのまん中より後ろあたりに、板を利用してひっくり返している写真がある。あれを見たとき、「おおっ!」と思った。しかし、ザルとサイズのあった板が必要だ。しかも、板を引き抜くのにマチャアキのテーブルクロス引き抜きワザのような熟練度が要求されるのだろう。とてもそれを修得している暇はない。そこで、こういうことを考えた(図参照)。

(1)大中小3枚入れ子の丸い盆ザルが2組あるので、「中」のザルに梅を周囲に少し余裕をもって並べる。
(2)その中に「小」のザルを乗せる。小のザルは、ひっくり返して上に被せるのではなく、干してある梅にザルの裏が当たるように置くわけ。このとき、紐で2枚のザルのフチの部分を縛ってしまうといいかもしれない。
(3)重ねた2枚のザルの中央を上下から強く押さえ、かけ声とともにひっくり返す。
(4)上になった「中」のザルを外す。

doyouboshi

 最初になんで「大」ではなく「中」のザルを使うかというと、大きいと失敗する可能性も高いからだ。
 さて、うまくいったらおなぐさみ。

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ホテイアオイがナスに化けた話

 2000年3月からメダカを飼っている。犬や猫のように懐いてはくれないし、こちらも一匹ごとの見分けはつかないが、これも「ペット」というのだろうか。朝、エサをやっていたら、犬の散歩に通りかかった人が「何をしているんですか?」と声をかけてきた。「メダカにエサをやってるんですよ」と言うと、「いいですねぇ散歩がいらなくて」と言われて苦笑した。そう、散歩がいらないし、一週間ぐらい留守にしても文句を言わない。あ、犬も文句は言わないか。吠えても。メダカは吠えもしない。鉢の内側についたコケを食べるので、もう何年もエサなんかやったことがない、という知人もいるくらいだ。ものぐさ夫婦にはぴったりのペットである。

 最初はペットショップでエサ用に10匹100円で売っているヒメダカだった。野生メダカは今、絶滅危惧種に指定されているが、ヒメダカは人間が作り出した品種なので、別物だ。また、自然の生物体系を乱すので、絶対に川に放流してはいけない。また、クロメダカだからといってやたらと放流してもいけない。クロメダカは、地方によって遺伝子が違うからだ。詳しくはこちら(「野生種とヒメダカ」)を参照のこと。

 何年目かの冬、ものすごく寒かったある日の翌朝、玄関先に出したメダカ鉢が割れていた。表面に氷が張るのはよくあることだが、このときは鉢の中の水が完全に凍ったため膨張して鉢が割れたのだ。当然、中のメダカは冷凍されて死んでしまった(涙)。東京ガスの見学に行ったとき、超低温液体ガスの中に入れて冷凍した金魚を水に放すと蘇生して泳ぎ出すデモンストレーションを見たが、あれは瞬時に凍った場合で、じわじわと凍ったものが生き返ることはなかった。合掌。
 すっかりあきらめていたところ、鉢の形に凍った水の底に、ほんのわずかに水が溜まっている部分があることを夫が見つけた。見ると、たった一匹生き残ったメダカがいるではないか。よく生きていたなあ。感動した。このオスメダカはそれから先何年も生き、小さめの煮干しくらいに大きくなり、たくさんの子孫を残し、天寿を全うした。合掌。

 その後、新しいメダカ鉢を買い、知人からクロメダカの子を10匹ほどもらった。ペットショップで買った、九州の川でとったクロメダカだそうだ。知人はクロメダカとヒメダカを別の鉢で飼っているが、うちではとてもそこまではできそうもないので、生き残ったヒメダカといっしょに飼ったところ、黒メダカの子のほか、クロメダカとヒメダカを両親に持つ子メダカが生まれた。今いるのは、それらの子孫である。近親交配で問題にならないのか心配だが、今のところ奇形などは見られない。

 初夏から夏にかけて、メダカはエサをよく食べ、たくさん卵を産む。小さな小さなコメダカは、そのままにしておくと親が食べてしまうので、水草に卵を産み付けたら別のバケツに移してやらないといけない。メダカは、子孫を残すより自分が生き残る方を優先するようだ。
 卵を産み付けるために入れる水草には、ホテイアオイ(別名ウオーター・ヒヤシンス)やボタンウキクサ(別名ウオーター・レタス)があるが、後者はあまりにも増えて手に負えないので(こんなページを発見)、ホテイアオイを愛用している。ちなみに、どちらも環境がよいとこのように大きくなるらしい。

 ボタンウキクサほどではないが、ホテイアオイもよく増える。春先に1株買ったものが、ついにメダカ鉢の表面を覆い尽くしてしまったので、処分することにした。せっかく増えたものを捨てるに忍びなく(買えば1株100円くらいするのだ)、ほしい人にもらってもらおうと、ホテイアオイを入れたバケツにポリ袋を何枚かぶら下げ、広告の裏に次のように書いて出しておいた。

ホテイアオイ差し上げます。
メダカ鉢の中で増えすぎました。
ほしい方、好きなだけお持ちください。

 あまり人通りもないため、午後になってももらい手がいなく寂しく思っていたところ、夕方足を止めているおばさん二人連れを見かけた。よかったなあと思いながら見ていたら、なんとおばさん、バケツごと荷台に積んで行ってしまったではないか。貼り紙もなくなっていた。追いかけて「バケツは返してください」と言おうかと思ったが、「100均で買ったバケツだから、ま、いいか」と追いかけるのは思いとどまった。しかし、あれは100均のバケツでなく、注ぎ口のついた高いバケツだったのだ。夫と、バケツだけ返してくれるといいねぇ、と話していたが、なかば諦めてもいた。
 それから約2時間後、「バケツが戻ってきた」と夫が呼びに来た。「中にゴミが入っているのかと思ったら、ほら」と差し出されたバケツの中には大きなナスとインゲンがたくさん入っていた。今日一番うれしかった話。

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バスローブ

 若かりし日、バスローブにあこがれていた。お風呂上がりに羽織る(着る?)、タオル地でできたガウンみたいな形のアレである。
 結婚してしばらくして、ついに買った。しかし、使い方がよくわからない。
 お風呂から出たら、バスタオルで体を拭く。しかるのちバスローブを羽織る。パンツくらいは履くんだろうか。
 しかし、長時間そのままでいたら胸もとや足もとがスースーして寒いではないか。だったら、パジャマを着てしまった方が手っ取り早い。それにバスタオルで拭くのなら、敢えてバスローブを使う必要もない。
 そんなわけで、ろくに使いもせず、母のところへ行くことになった。しばらくして実家に行った際、それを父がガウン変わりにパジャマの上に着ていたので笑った。

 それからだいぶたったある日。映画「GIジェーン」見ていたら、主人公が泡だらけのバスタブからあがって、いきなりバスローブを羽織った。いきなりである。泡を流してから、ではない。驚いた。バスローブというのは、バスタオルを使わずに着るものだったのか。しかも、泡をつけたまま。まてよ、その泡はどうなるのだ?
 仕事で英国暮らしの経験のある友人に聞いてみた。イギリス人はお風呂から出るときに泡を流してから出ないのか、と。出ないんだそうである。泡は、バスローブに吸収させるらしい。「GIジェーン」はアメリカ軍の映画だ。ということは、アメリカでもイギリスでも、泡は拭かないらしい。
 驚いたのはそれだけではなかった。イギリス人は、食器洗いの際にも泡がついていて平気だそうである。すすぐ、ということをしないらしい。食器洗いに使ってよいものなのであれば、人の口に入っても害があるはずはない。そもそも、人の口に入って害になるようなものを食器洗い洗剤として売っているわけがない、ということのようなのだ。
 これを知ってさらにショックは深まった。でもまあ、水節約という意味では環境にやさしい、と言えるのかもしれない。この「〜〜にやさしい」という言い回しは嫌いだ。ついでに、「〜〜に癒された」、「〜〜の生きざま」というのも嫌いだ。

 まあそれはそれとして、バスローブの話。あれは、バスタオルのかわりに使うものらしいということはわかった。ということは、毎回洗濯するのだろうか。
 うちでは、バスタオルを毎日は洗わない。一人一枚のバスタオルを使い、使った後はタオル掛けに干しておいて翌日また使う。何度使うかという決まりはなく、鼻を近づけてクンクンやって変な臭いがするようになったときが洗濯時だ。しかしだ、バスローブはどうするのだろう。ほんとに毎回洗うのだろうか。高級ホテルにあるバスローブなどは、厚手で、ずっしり重く、洗濯機に入れたらそれだけでいっぱいになりそうで、しかもそう簡単に乾きそうもない。あんなものを毎日洗っていたらたまったものじゃない。しかし、バスタオルみたいに何日か使うとしたら(日本では泡は拭かないのだから可能だろう)、それはどうしておくのだろう。ハンガーにかけて脱衣所におくのだろうか?
 やはり、バスローブとはよくわからないシロモノである。

 と、どうしてそういうことを書く気になったかというと、今日の朝日新聞beeにバスローブの話が載っていたからだ。最近は、軽くて吸水性があり、しかも一週間は洗濯いらずの、ポリエステル・ナイロン混紡の合繊製品があるそうだ。筆者によると、厚手木綿製品と違って、肌にまとわりつく感触がないところもいいらしい。
 これだと、頻繁に洗濯する必要はない。しかし、足はどうやって拭くのだろう。バスローブて拭いてから着るのだろうか。髪の毛には別途タオルを使うのではないか。だったらバスタオル一枚で全身を拭いて、乾いたパジャマに着替えた方がいい。それに、いくら速乾性といっても、翌日まではハンガーにかけて、風通しのよいところに吊しておかなくてはならないだろう。壁にフックをつけてかけておいたりしたら、壁が湿ってしまうだろう。
 というわけで、バスローブは、今後も高級ホテルに泊まったときだけのお楽しみとなるだろう。

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