オートマ車のブレーキは左足で

2年ほど前から、オートマチック自動車のブレーキは左足で踏んでいる。きっかけは、雑誌のエッセイで、左足で踏んでいる人の体験談を読んだことだった。ときどきオートマチック車でブレーキとアクセルの踏み違えで突っ込む事故があるが、アクセルは右、ブレーキは左としてしまえば間違うこともない、というのにいたく納得したからである。そして、そうしてからは非常に快適であることが書かれていたからだ。

利き足でない左を使うことは不安はあったが、試してみる価値はあると思った。免許を取ってからずっとマニュアル車に乗っていたものの最近はほとんどオートマチック車ばかりで、ブレーキとアクセルの踏み違いは、事例を見聞きするたびにこわいと思っていたので。
だいたい、利き足でない左といっても、それは手が右利きだから足も右利きだと思っているだけであって、左利きの人が足も左利きだとしたら、左利きの人のほとんどは利き足でない足でブレーキを踏んでいることになる。だからどうだという話は聞いたことがない。

練習は、交差点で止まることが多い一般道を避け、空いた高速道路を走ったときからを始めた。最初のうちは、力の入れ加減、抜き加減がわからず、ギュッと踏んでガクンとなってしまったが、高速を下りるころには慣れた。思ったよりも短時間で慣れるものなんだな。それ以来ずっとブレーキは左足で踏んでいる。
左足ブレーキにしてから、ブレーキとアクセルを踏み間違えることがないという安心感を手に入れただけでなく、車庫入れや渋滞時など、アクセルとブレーキを頻繁に踏み替えるとき、ずっと便利になった。アクセルとブレーキをいっぺんに踏めるんだから、当然だ。たまにマニュアル車に乗ることもあるのが心配だったが、そのときはちゃんと左足はクラッチの足に切り替わってくれる。これもだいじょうぶだ。

さて、夕べ今月号のJAF機関誌「JAF MATE」を読んでいたら、「それで急ブレーキが踏めますか?」という記事が目にとまった。履き物やシートポジションが急ブレーキにどのように影響するかを調べた記事だが、「思うようには踏めない急ブレーキ」という見出しで始まり、急ブレーキを確実にかけるには、次の3つの要素があると書かれていた。
(1)早い反応時間
(2)素早いブレーキの踏み込み
(3)強いブレーキを踏む力の維持

「早い反応時間」は、アクセルからブレーキへの踏み替えの早さに大きく左右される。左足ブレーキなら、踏み替える必要はないのでこの点非常に有利であるが、気になったのは、残りの2つだ。この点が、左足は右足に比べてどうなんだろうと思ったが、一晩寝たらそんなことはすっかり忘れていた。

一夜明けて今朝の出勤時。片側2車線の道路の右側を走っていたら、前方の信号が青になり、信号待ちの車の列が動き出した。ここは左折が多いので、右側はどんどん進むが、左側は歩行者の横断を待っているようでなかなか動き出さない。私は直進なので、動き出した右側の列に続いてそのまま交差点を抜けようとした、

そのとき!

のろのろと動き始めていた左側の列にいた大型貨物トラックがいきなり右車線にはみ出してきた。
無意識のうちに急ブレーキをかけて、止まった。幸い、スピードはたいして出ていなかったので、スピンすることもなく止まった。びっくりしたなあ。「何やってんだよ! ウインカーも出さずにいきなり車線変更するな、バカ!」と、聞こえもしないのに悪態ついてしまった。奥様、お里が知れますわよ。
トラックは、右に車線変更しようとしたのではなく、車体が長くて交差点を曲がり切れないので、いったん右にハンドルを切ってから大回りで左折しようとしたのだった。まったくもう。危ないったらありゃしない。

そのとき、夕べ読んだ急ブレーキの記事を思い出した。足下を見ると、ブレーキを、左足と右足の両方で踏んでいた。
おお、えらいじゃん、私の両足。右足だけでアクセルとブレーキを踏み替えて運転していたときには、こんなことは一度もしてなかったと思う。
左足はブレーキの足。右足もブレーキを踏める足。これなら急ブレーキも安心かな。

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2/16今日のオマヌー

 インドに行く前からチャイをよく飲んでいる。今日はチャイ用にお土産に買ってきた紅茶でインドのことを思い出しながら飲もうと思ったが、まだ使いかけの紅茶が何種類かあるので予定を変更し、アールグレーのミルクティにすることにした。
 最初はお湯だけで茶葉を煮出してからミルクを加えるのと、いきなりミルクで煮出すのとどっちがいいのかかねて気になっていたので、両方試してみることにし、片方は沸騰した水に茶葉を、もう片方は沸騰したミルクに茶葉を加えた。色付いてきたところで、気づいた。これ、紅茶でなく、ポーレイ茶じゃん。
 アールグレイとポーレイ茶(プーアール茶)って、香りが似てますよね…。ね?ね?ね?。

 ミルクポーレイ茶、けっこういけました。

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ただいま正月ボケのリハビリ中

 2005年も早5日が過ぎ、明日からは仕事だ。
 お正月は、例年のように大晦日から2泊3日でネット友だち2人が泊まりがけで来てくれて、ごちそう三昧だった。今年は大晦日の大雪で恒例の元旦温泉と散歩のセットも見送りになったこともあり、例年以上に怠惰な元旦。2日目は初詣の口実でなんとか5キロほどの散歩をしたが、運動量は微々たるもの。毎日朝晩の2度量っている体重は、当然のことながらウナギ登り。これがもう、あまりに規則正しく階段状に登っていくものだから、見事というよりほかはない。とうとう目盛りが足りなくなり、グラフからはみ出している。
 しかし、見とれていてはいけない。この4日間での増加は2キロ弱。手遅れになる前に手を打たなければ。

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 4日からは遊民さんに教えてもらった「はちみつダイエット」しようかと思ったが、大晦日から牛乳もヨーグルトも消費されていないので、そのあと始末と、カルシウム摂取のため(日野原先生も朝昼に牛乳を召し上がっている)、朝夕は抹茶をたっぷりとハチミツ少々入れた牛乳またはヨーグルト。夜は夫とともに普通の食事。昨日は今年最初のヨガ教室のあと、自転車で近所を走り回ること30キロ。これでとりあえず初日はガクンと落ちた。今日は 溜め込んだ家計簿および去年の日記と格闘していたため日中は座りっきりだったが、夕方からビデオを見ながらエアロビクス。今、今夜の分を量ってきたら朝よりは増えていたが、まあ歯止めはかかったといっていいだろう。今週中にはなんとか元に戻したいところだ。
 それにしても、太らないようにするというのは難しい。
 9月の敬老の日近くに放映されたNHKスペシャル「老化に挑む」で、聖路加病院の日野原先生は、自分の基礎代謝量を測り、栄養のバランスをとりながらカロリー制限をして体重が増えすぎないようにしていたが、20代のころの体重(プラスマイナス2〜3kg)を維持することが、長寿の秘訣の一つらしい。お若いとは存じていたが、92歳にして階段をたたたっと走り降りる映像には大きな衝撃を受けた。父より20歳近くもお年を召していらっしゃるのに、この差はなんということだ。いっしょに見ていた友人の話では、昇りは1段飛ばしだそうである。長生きが幸せかどうかはわからないが、どうせ生きているなら、日野原先生のようにありたいものだ。

 ということで、今年の目標は、「絶対リバウンドしない」、に加え

目指せモムチャン

に決めた。
 「モムチャン」なんて言葉は昨日まで知らなかったが、韓国語で「最高の体」を意味する言葉だそうで、単にダイエットや筋トレだけでなく、食事にも気を配って体の内外から「最高の体」を作ることらしい。たまたま洗濯物干しながら見た「生活ほっとモーニング」で実にグッドタイミングでやってたのだ。
 体重は、「計るだけダイエット」(正しくは「量る」だと思うけど)で20代のころと同じところまで落とした。チョン・ダヨンさんのような、ゼシカのような、マックスのような、サラ・コナーのような肉体はとうてい無理としても、今の体重を維持しつつ、筋力、持久力、心肺機能向上につとめ、余分なところにある脂肪(具体的には下っ腹)と決別したい。
 それにしても、一度はあんなふうになってみたいものだなあ。物心ついたときから下っ腹が出ていた少女は、そのまま大人になって、中年になってしまった。神様が「死ぬ前にひとつだけ願いを叶えてあげよう」と言ってくれたら、「ぼん、きゅっ、ぼんっのモムチョンな肉体にして」と頼むもんね。

 リハビリ中なのは、からだだけでなく、もうひとつ、長い休み中に必ずかかる「コメント書けない病」もだ。
 メールくださった方、談話室でコメントくださった方、お返事できなくてすみません。ただいまリハビリ中です。たぶん明日には復帰します。たぶん。

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インド行きビザ取得とはちみつコーヒー

 休みをとって、九段にあるインド大使館へビザの申請に行った。年明けでも間に合うのだが、混むと言われたので年内にすませておくことにした。昨日まで天気予報は雨だったが、明け方にはあがってしまい、暖かな小春日和となった。

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 受付時間は午前9時から11時までの2時間しかないが、先々週手続きした第一次先発隊の話だと、9時ちょっと過ぎに行ったらすでに30番くらいで、2時間も待たされて終わったのはお昼を過ぎていたとのこと。しかも、11時半を過ぎたら突然事務処理にかかる時間が短くなったので、あまり早く行かない方がいいかもしれないという話だった。先週手続きした第二次先発隊のKさんは、10時半に到着したものの、終わったのは12時半近かったそうだ。いずれにしてもかなり待たされるのは覚悟して、10時半ころ到着のつもりで家を出た。久しぶりの都心。九段下で地下鉄を降りてインド大使館に向かう。行き過ぎて道を尋ねて戻り、到着は10時35分だった。待合室はの椅子はすでに満杯。正面にいくつか窓口がある雰囲気は、なんだか昔の病院内薬局の待合室のようだった。申請書はすべて英語で書かれているので、窓口でも英語しか通じないかと思ったが、先発隊の報告によると日本語も通じるそうだ。窓口にいる女性は日本人とインド人が混じっているようだった。
 先ずは銀行にあるような受付番号の発券機で順番を確保する。81番。この時点で現在受付しているのは30番で、50人待ちだった。ということは1時間半で30番進んでいるので、あと2時間待ちくらいだろうか。「お呼びするまでお待ち下さい」とあるので、書類の提出はそれからでいいらしい。あらかじめ第一次先発隊から申請書用紙をもらって、夕べのうちに「地球の歩き方」(ガイドブック)を参照して書き込んであったので、さっさと待合室を出て、大使館右隣の喫茶店 カフェ・ミエルに入った。落ち着いた雰囲気のいいかんじのお店。

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 迷わずこのお店に入ったのは、第二次先発隊のKさんから、当日こんなメールが届いていたからだ。「となりにある喫茶店『ミエル』お勧めです。ミエルコーヒーはバターとハチミツを入れているからゲテモノ!と思うかもしれないけど、騙されたと思って試してみて!(^・^)」。
 たしかに、コーヒーにバターとハチミツなんて、想像つかない。チベットにバター茶というのがあるようだけど、バターコーヒーというのは聞いたことないし。コーヒーは好きだけど、そんなに味にうるさいわけではない。というより、よくわからないし、ふだんはコーヒーに砂糖もミルクも入れないのだけど、騙されたと思ってミエルコーヒーを頼んでみた。

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 しばらくして運ばれたコーヒーには、すでにバターが乗せてあり、表面に溶けた脂肪が浮いていた。ハチミツを入れた小さな器が添えられている。ハチミツは入れずそのまま一口飲んでみると、思ったほどしつこくなくておいしい。今度はハチミツを半分ほど入れて、よくかき混ぜて飲んでみたら、これがまたおいしい。ハチミツの甘みって独特の癖があってどんなハチミツでも多少なりともしつこさを感じるのだけど、コーヒーのせいか、バターのせいか、コーヒー+バターのせいか、その癖が消えてるようで、それでいてハチミツのうまみというかなんというかそういうのは残ってた。Kさんがわざわざお勧めメールをくれるだけのことはある。
 もしあのメールがなければ、偶然この喫茶店に入ってもこのコーヒーは頼んでなかっただろう。Kさん、ありがとね。
 ハチミツ好きの遊民さん、インドのビザを取りに行くときには、ぜひミエルコーヒー試してみてね。

 さて、このお店で本を読みながら1時間。あとから来て隣に座った女性の二人連れもインド大使館にビザを取りに来たらしく、紅茶を飲みながらしきりとインドの話をしていたが(食べてたスコーン、おいしそうだった)、「そろそろ行こうか」と立ち上がったので、少し遅れて私も席を立った。インド大使館に戻ると、現在の受付は70番あたり。あれから1時間で40番ほど進んでいる。ということは、81番まではあと30分ほどだろうという予想どおり、12時ちょうどに番号を呼ばれた。
 一番右の窓口の番号を指定されたのでそこに行くと、応対してくれたのは窓口の女性ではなく、隣の事務室から出てきた若いインド人男性だった。ここで申請書と写真2枚とパスポートを渡すと、事務室に引っ込み、しばらくすると戻ってきて手数料の1,200円を請求されたので、いちおう書類は問題なく受理されたようだ。100円玉がなかったので1,500円を出すと、また奥に引っ込んで、お釣りとA5サイズの書類をもらい、引き取りのときはこの書類を持ってこないと渡せないとという注意を日本語で受けた。英語で書いてあるのでなんだかよくわからないが、これが領収書のようで、ちゃんと私の名前も印刷されている。その下に「INPORTANT:」として書かれた5つの項目のうち、ピックアップ時間の「5:00-5:30Pm」というところに赤ペンで下線が引かれていた。パスポートは夕方5時から5時半のあいだだけしか受け取れない。不親切だ。今から5時間どこかで時間をつぶすか、後日出直すかしかない。運転免許証のように、希望者には実費負担で郵送してくれるといいのに。
 とはいうものの、久しぶりの都心で時間つぶしの方法はいくらでもあるし、今日は夕方までかかることを見越して夜から忘年会をセットしてあったので、まあよしとしよう。

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 午後からは上野へ出て東京都美術館で「現創展」を見学。現創展というのは、「現代創造美術協会」という団体が主催する公募の展覧会で、人物画に限るというユニークなものだ。絵はまったくわからないが、この会の会長さんが同じ市内にお住みという縁で仕事でおつきあいがあり、私はこの会長さんの大ファン。たまたま今日が展覧会初日と重なったため、上野まで足を延ばしてみたのだった。しかし、やっぱり絵を見ても「よくこんなの書けるな」と思う以外はよくわからないのだけど。
 展覧会は16日まで開催しているので(無料)、興味のある方はぜひおでかけください。写真は、今年の秋場会長の出品作品「3人の踊り」。

 まだ時間があったので、東京都美術館で開催していた「フィレンツェ展」を入場料1,300円払って見る。平日なのにたくさんの観客がいて、かなり評判の展覧会のようだ。せっかくそこでやってるし、時間もあるので、まあ見て損はないかも、と入ってみたものの、絵心のない私にはミケランジェロやラファエロの本物の作品を見ても「へー」と思うくらいで、ぜんぜんわからず。とほほ。1,300円もったいなかったかも。
 上野公園には、鳩といっしょにエサをもらってるカラスがいて驚いた。

  銀座線と半蔵門線を乗り継いで九段下駅に戻ると、もう真っ暗。インド大使館の待合室には、すでにたくさんの人が5時になるのを待っていた。時間と同時に窓口が開き、そのとたんに待っていた人たちが一斉に窓口に向かう。なんのアナウンスもなくていきなりみんな立ち上がったので驚いたが、条件反射のようにいっしょに立ち上がって一番近い窓口に並んだ。順番が来てさっきもらった書類を見せると、どうもここではなくてあっち(申請の時に呼ばれた窓口)だということらしく、名前を呼ばれるのを待ってパスポートを受け取る。ビザのページにカラフルなシールが貼られ、印か押されていた。ふーん、これがビザっちゅうもんかいな。
 ということで、無事ビザ取得。インドが一歩近づいた。

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ミノムシきらい

 玄関脇に植わっているヒメシャラの、てっぺんの方の枝が、しばらく前に丸坊主になっていた。枯れてしまったのかと思ってがっかりしていたが、葉っぱを食い荒らした犯人はミノムシだった。
 土曜日にイルミネーションを取り付けていたときにも見つけた憎いやつ。

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 絶滅危惧種に指定されているという話も聞くミノムシ。
 1匹だけぶらさがって風に揺れている分には、風情もあり、かわいらしくもあるが、団体様にはお引き取り願いたいものである。

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今夜のゆず湯は痛かった

 冬至にはまだ間があるけれど、今夜はゆず湯。父のところに檜原村の親戚筋からゆずがたくさん届いたのをお福分けしてもらったから。
 檜原村はゆずワインを村の特産品とするくらいゆずがたくさんある村だ。
(でも、なんであれがワインなんだろう? ほかにも町田の柿ワイン、三鷹のキウイワイン、日の出の梅ワインのように、東京都にはワインを市町村の特産としているところがあるけど、ぶどう以外の果物を発酵させて作ったお酒をワインと呼ぶのは抵抗があるなあ。きっとフランスではそういう命名は許されないに違いない、といつも思う。)

 実家は24時間風呂なのでゆず湯にできない。うちは24時間風呂ではないのでゆず湯にできる。菖蒲湯もできる。ゆうぽさんにもらったお茶湯もできる。でもまだ24時間風呂にはちょっと未練がある。

 今夜ゆず湯に使ったのは同じ檜原村産でも、先日浅間尾根を歩いたとき、時坂の峠の茶屋で買ったナメコのおまけにもらったものだ。それをまだ使い切らないうちにまたたくさんもらったので、先にもらった5個を豪勢に全部使ってゆず湯にした。
 うちのゆず湯は、ゆずがまるごとプカプカ湯船に浮いているわけではなく、手ぬぐいで作った袋の中に半分に切ったゆずを入れるのが長年の習慣だ。その手ぬぐいは夫の母校の野球部が甲子園出場記念に作って卒業生に配ったものなので、ゆず湯に入るたびに夫の母校の過去の栄光を偲ぶことになる。湯船につかり、この袋の中のゆずを揉んで香りを楽しんだり、からだにこすりつけてみたりする。からだにこすりつけるのは、なんとなくからだに良さそうな気がするからで、果たしてほんとうにそうなのかはわからない。ひとりで全部揉むのではなく、半分は後に入る人に残しておくのも入浴時のローカルルールのひとつだ。
 今日のゆず湯はゆず5個入りだから、揉みでがある。いっぱい果汁が出る。ひとしきり揉んで楽しんだあと、目をつぶってぼーっとしているうちに意識が遠のいた。

 夫の「もう寝るよ」という声に意識が戻ると、手足が痛い。ヒリヒリする。こんなお風呂は初めてだ。なんで?と思ったが、考えられる原因はゆず以外にない。
 お風呂から出て1時間たったいまもまだちょっとヒリヒリする。今夜のゆず湯は、青森の酸ヶ湯より酸っぱかったかもしれない。果たして効能は如何に?

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写真代をケチってはいけない

 ヨガがきっかけで年明け2月にインドに行くことになった。インドだから、海外である。ということは、パスポートが必要だが、もう数年前に切れているから、新しく取得しなくてはいけない。今回夫は行かないが、同様にパスポートが切れているので、ついでにとっておくことにした。

 インドだとビザも必要。パスポートの取得もビザの取得も12月に入ると混むとのこと(特にビザ)。年明けは年明けで、また混むのだそうだ。なんとか11月中に手続きをすませてしまいたい。パスボートの申請書は水曜日の仕事の帰りに夫が出して来てくれるというので、あわてて準備した。
 申請に必要なのは、戸籍抄本と住民票と写真。
 戸籍抄本は家族がいっしょに申請するなら1通でいいとのこと。これは市役所でとってきた。450円。ついでに10年用パスポートの申請書ももらってきた。住民票は、住基ネットに加入している市町村の場合は不要だそうだ。
 あとは、写真だ。
 夫の写真は、数年前、パスポート取得しようと撮ったものの結局使わなかった写真があったので、それを流用。ちゃんと写真館で撮ったものだ。原則は6か月以内の撮影だが、私が見ても今とまったく変わりないということは、ほかの人が見たらまったくわからないはずである。

 あと足りないのは私の写真だが、てっとり早いところで、スーパー入り口にあるスピード写真で撮ることにした。安いし。
 ふだんはすっぴんだが、口紅くらいはつけてみた。へー、遊び写真と証明写真を選ぶんだ。証明写真にして、パスポート用を選ぶ。料金は4枚で700円。お金を入れて、椅子の高さを調整して、30秒後に撮影開始。3度フラッシュが光った。これでおしまい。撮影から25秒でできてしまうので、昔のように機械の前で長いこと待っている必要がない。これは便利だ。待ってる25秒の間に、映画「アメリ」の1シーンを思い出したが、そこから映画の内容に思いをはせる前にもう写真が出てきた。早いじゃん。
 どれどれ。
 がーん
 これが私? ほんとにこんな顔なの? ひーん。認めたくないっ。これはあんまりではないか。しかも、ちょっとあご引いてしまったので、上目遣いでさらに人相悪い。こんなのを10年も使うなんて、許せない。
 700円もったいないけど、撮り直しだ。今度は同じようにならないよう、いろいろ気を使った。しかし、出てきた写真は、五十歩百歩だった…。悲しい。

 帰宅して夫に見せたら、素材の悪さは別として、ライティングが悪いという。光が一方向からしか当たっていないから、こういうのっぺりした顔になってしまうのだそうだ。夫がどこかで読んだ話によると、アルミ箔を全面に張ったレフ板を作って、顔の下にあてて撮るだけでもずいぶん違うとのこと。
 明日レフ板作ってもう一度撮り直そう、と思っていたが、あることを思い出して気が変わった。あることとは、最後に写真館で撮影してもらった証明写真のことだ。短大卒業して就職するときだから、もう20年以上前。出来上がってきた写真は、まるで自分とは思えなかった。美しくて、可愛くて。
 そうだ、やっぱり写真館へ行こう。

 翌日の午前中に、あのときの写真を撮ってもらった写真館に電話した。「すぐできますか?」と。すると、ちょうど今日2時までに仕上げなければいけないのがあるから、今すぐ来られるのなら2時にできるという。あわてて口紅だけつけて土砂降りの中を写真館へ走った。といっても、30秒もかからないんだけど。
 2階のスタジオで椅子に座り、すぐに撮影が始まる。おっと鏡を見なかったけど、髪型は乱れてないだろうか。ま、ちょっとなでつけたくらいでたいして変わり映えはしないのだけど。「もうちょっとあごをひいて」「首が右に傾いてるから左に」「あ、行き過ぎ。ちょっと戻して」「そうそう、オッケー」「笑わなくてもいいけど、もう少しにこやかに」「そうそう、いいかんじ」。
 カシャ、っとシャッター音がして、2枚撮影。終了。
 夕方、出来上がった写真を受け取りに行った。値段は5枚で2,200円。

 左がスピード写真、右が写真館の写真。
 右の写真がどのくらい修正してあるかは、不明です。

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緑のダム

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 これは一週間前に檜原村の浅間尾根を歩いたときに撮った写真。写真の木々は、どれも株立ちで、背が低く、なんだか幻想的な風景だ。なんでここだけこういう木が集まっているのだろう。ちょっと不思議で、写真に残した。

 浅間尾根は、檜原村の北谷と南谷の間にある尾根で、昔は甲州裏街道として人や荷馬の行き交った交通の要衝で、終戦のころまで生活道として使われていたそうだ。集落は北秋川と南秋川沿いに点在しているが、谷があまりに深く、また道はうねうねして長いので、尾根に上がった方が歩きやすかったのだろう。
 昭和20年代に父が五日市に来たころは、檜原村への道はまだ自転車でしか通れない細い道だったなんて話を聞いたのは最近のことで、それ以来、浅間尾根を歩いてみたいと思っていた。中学校の遠足以来だが、そのときの記憶はまったくない。

 歩いていると植林された杉や檜の林と、落葉広葉樹の雑木林が交互に現れるけれど、なんといってもきれいなのは後者だ。黄葉真っ盛りで、それはそれは見事なものだった。
 キノコでも見つからないかと歩道からちょっと横にそれると、落ち葉の堆積した地面の上は、フカフカの絨毯の上を歩いているようだ。キノコは見あたらなかったが、出ていたとしても、この絨毯の下に隠れているのだろう。試しに杖代わりに持っていた木の枝を地面に軽く刺してみたら、すーっと入った。20センチは軽く超えただろう。ちょっと掘ってみると、掘っても掘ってもフカフカの黒い腐葉土だった。雑木林を歩いたのが初めてというわけではないが、こんなふうに掘ってみたのは初めて。そうか、こんなに厚く積もっていたんだ。ここに雨水が蓄えられて、それが湧き出して沢になるんだ、と、感動した。それを声に出したら、夫が「緑のダム」と言った。言葉は知っていたけど、その意味をこんなふうに実感したのは初めてのことだったので、ちょっと書いてみた。

 尾根から下り初めてしばらく行くと、右手に沢があらわれて、下るにつれ、だんだん大きな流れになっていく。さっきの緑のダムに蓄えられた水が、何年もかかってここから出てくるんだな。またまた感動する。
 峠の茶屋を過ぎて、もっとずっと下ると時坂の集落があり、沢沿いに何軒かの家が建っていた。でも、ここまで来るともうだめ。水に白い泡が浮いてよどんでいた。洗濯や炊事用合成洗剤の泡なのだろう。悲しくなった。この沢が北秋川に流れ込んで、南秋川と合流して秋川になる。子どものころ、夏は毎日その川で泳いだ。きれいな水だと思っていたけど、あの泡を飲んでいたのかもしれないと思うとぞっとした。さっきの感動がしゅーしゅーとしぼんでいくようだった。
 今、檜原村では下水道の工事が行われている。下水道さえできればすむって問題じゃないんだろうけど、とりあえず、一日も早く完成してほしい。今朝の新聞には、奥多摩ではシカの食害がひどいという記事とともに、むき出しになった無惨な山肌の写真が載っていた。緑のダムが崩れていく。なんとかしなくては。自分には何もできないんだけど、あの美しい尾根を思い出して、切実にそう思う。

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探しものはなんですか

 半月以上前から行方不明になっていた新しい自転車のスピードメーター(サイクルコンピューターともいうらしい)が、見つかった。
※行方不明になってたのは、「新しい自転車」ではなく、「新しい自転車のスピードメーター」ね。日本語は難しい。
 遊民さんにメールを書きながら、Rboad Pro(親指シフトキーボード)のケーブルを確認しようとたどっていったら、その先に落ちていたのだった。
 必ず見つかると強く強く信じていたが、まさかそんなとこにいるとは思わなんだ。まあ、探しものなんてものはたいていそういう思わぬところにあるから見つからないわけだが、とにかく見つかってよかった。高いものだし、買ったばかりだし、ないとつまんないし。

 行方不明のものを作るのは特技といっていいほど得意である。しかも、故意にやっているわけでなく、無意識のうちにできる特技だからすごい。自慢できる。してどうする。
 最近は、テリトリー外への落とし物は減ったので、行方不明になってもほとんどの場合そのうち出てくる。そのうちが、今日の午後なのか、来週の月曜日なのか、半年先の水曜日なのか、数年後の日曜日なのかは別として、いずれ出てくるだろうと思っているので、見つかるまでは不便ではあるが、昔に比べると心穏やかに過ごせるようになった。もっとも、あまり長くなると行方不明になっていることすら忘れてしまうが。

 テリトリー外での行方不明物件が、無事手元に戻ってきた例としては、以前ここにも書いたお財布の話のほか、鳥取駅前歯ブラシ事件がごく一部で有名である。
 FOAU鳥取オフの帰り、コートのポケットにつっこんであった歯ブラシ(専用容器入り)をなくした。東京に帰ってから同じオフに東京から参加していた友人の手を経て戻ってきたそれは、鳥取駅前の横断歩道に落ちていたそうである。落ちていた歯ブラシを見て、これは昼休みにトイレで歯磨きしていた私のものだと見破った友人はすごい。私の特技なんか霞んでしまうほどすごい。

 さて、これで、現在行方不明なのは、“わかっている範囲”では2点になった。ドトールコーヒーのポイントカードと、読みかけの指輪物語の文庫本。早く続きが読みたいから、来週の木曜日くらいまでには出てきてほしい。

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名前のローマ字表記

 メインに使っているクレジットカードが、秋からICカードになるという通知がだいぶ前に来ていた。切り替え後は、カード利用のたびに本人確認のため暗証番号が必要になるらしい。ついでに、デフォルトで顔写真入りにすればいいのにね。
 さて、ICカードになるってことは、かなり大きな変更なので、もしかしたら、と思って以前一度問い合わせた名前のローマ字表記の件を、再度問い合わせてみた。

 現在クレジットカードにデフォルトで刻印されているローマ字名はどれも「名—姓」の順になっている。私の場合は「YUKIKO OSAWA」だ。しかし、私は「OSAWA YUKIKO」であって断じて「YUKIKO OSAWA」ではない。中国や韓国などは昔から「姓—名」の順のままなのに、なんで日本だけが姓名をひっくり返して英語圏の人に媚びなければならないのか。だったら、欧米人の名を日本で紹介するときは「モンロー・マリリン」のようにすべきだろう。
 ということを、かねがね思っていたのだ。
 その後、風向きが変わった。外務省がパスポートの表記を「姓—名」の順に変更した。やるじゃん、外務省。遅いけど。国語審議会も「異なる国の人が互いに名前を紹介する場合は、国固有の形式が好ましい」という中間報告を2000年9月に発表した。そうそう、そうだよ。それが好ましいに決まってるじゃないか。
 それで、クレジットカードのローマ字表記もひっくり返してくれとカード会社に問い合わせたことがあったのだった。

 カード会社の返事は、「できるが、新しくカードを作り直してもらうことになる」だった。私はそれでもよかったのだが、親カードの名義人である夫からは、カードの番号が変わってしまうといろいろめんどうたからイヤだと却下されてしまったので、そのときはあきらめた。
 今回ICカード切り替えにあたり、再度要望してみた。おお、できるんだ。うれしや。しかし、家族カード会員の私の申請ではだめで、親カードの会員である夫からの直接の申請がなければだめだという。早速夫から電話してもらったところ、「できるけど、海外で使えないこともあるかもしれない」と言われたとのこと。なんなんだよ、それは。自分のカードを使って、カードに刻印されてある自分の名前がなんで使えないんだよ。気に入らないなあ。でもまあ、当分海外に行くことなんかないだろうから実質的影響はない。これでやっと、クレジットカードに正しい名前が刻印されることになった。

 と思ったら、まだもうひとつ懸案事項があったことに、これを書くためにパスポートでの表記について調べていて思い出した。
 私の名字は「オオサワ」である。一般的にはローマ字では「OSAWA」となる。でも、これじゃ「オオサワ」なんだか「オサワ」なんだかわからない。もっとも、「オサワ」というのはほとんどないだろうから(「小沢」なら「OZAWA」となるだろうから)これはオオサワなんだろうな、と想像はつく。しかし、「ONO」さんはたいへんだ。「オオノ」なんだか「オノ」なんだか、これだけではわからない。これについてもかねて憤慨していた。あまりにもバカにしているではないか。それが、数年前からパスポートへの表記は、「氏名の長音表記申出書」を出すことで長音表記の記載ができるようになったのだ。オオノさんは「OHNO」と表記することが可能になる。オオサワさんも「OHSAWA」を選択できる。それを忘れていた。
 パスポートの場合は、家族の構成員によって姓の表記が違うと、出入国審査や滞在居許可取得の際などに支障が生じる可能性があるという理由から家族の姓を同一にしておかなければならないそうなので、夫と相談してどちらにするか決め、クレジットカードの表記もそれに合わせてもらう必要がある。パスポートはすでに切れているので、次に外国に行くときにはいずれにせよ作り直さなければならないが、きっと夫が定年退職するまでは無理だろうな。

 今年5月、カンヌ映画祭で「誰も知らない」に主演した柳楽優弥(やぎら・ゆうや)さん(14歳)がカンヌ史上最年少で最優秀男優賞に選ばれた。その発表の模様をテレビのニュースで放映したとき、発表はフランス語だったが、彼を「やぎら・ゆうや」と言ったんだ。「ゆうや・やぎら」ではなくね。思わず「偉いぞフランス」と叫んでしまった。しかし、現在開催中のアテネオリンピックでは、過去最高のメダル獲得数で、表彰台で名前を呼ばれる機会も過去最高にもかかわらず、相変わらず日本人だけがひっくり返されている。
 ここでひとつ疑問がある。欧米の人は、ローマ字表記された名前が日本人のものであるとわかった場合、「姓—名」だと思ってるんだろうか、それとも「名—姓」だと思ってるんだろうか。それとも、そんなことまったく気にしてないんだろうか。さらに、「姓—名」ではなく、「名—姓」でなければイヤだという人もいるらしい。まったくややこしい。一番最初にひっくり返したりなんかするから、今になってこういう混乱が起きるのだ。まったくよけいなことをしたものだ。
 とりあえず、「OSAWA Yukiko」のように姓をすべて大文字にするとか、「OSAWA, YUKIKO」のようにカンマをつければ、前が姓であることがわかるらしい。

 今、有名なテレビゲーム「ファイナルファンタジー8」をプレイしているが、ファイナルファンタジーでもドラゴンクエストでも、ローマ字で表記されるスタッフの名前は「名—姓」の順だ。次のオリンピック開催より前に発売されるのドラゴンクエストの新作では、ひっくり返さないでほしいと、切に願うものである。

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